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「健康な人には医者はいらない。いるのは病人である」(ルカ5:31)「すべて重荷を負うて苦労している者は私のもとにきなさい。... そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう」(マタイ10:28f.)「この言葉に命があった」(ヨハネ1:4)。
人を変えうる言葉は人を生かす言葉でもある。私は20代から発想・構想・表現の貧困に悩んできた。40代の後半からはさらに退屈との闘いが加わり、50代に入ってからは心身のスタミナ不足を痛感するようになった。しかしある日、これらの弱さこそ神様の恵みを受けとるための大切な器であることに気がついた。乏しさを知る心にとって、新鮮な言葉に促され、意味のある発見と納得にいたる過程は人生の一大喜びである。この喜びの機会を奪うのが退屈である。環境不適応症の根底に自由と保身の不両立が潜んでいるように思う。これらの自覚症状を身に負いつつ、主に向かって新しき歌をうたおう! (T.N)